1、製品概要

LDCシリーズ挿入式電磁流量計は配管式電磁流量計を基礎として発展した流量計器であり、配管式電磁流量計の配管への取り付けが困難で、費用が大きいなどの欠陥に対して、特に帯圧開孔、帯圧取り付け技術を採用した後、挿入式電磁流量計は水を止めずに取り付けることができ、鋳鉄パイプ、セメントパイプに取り付けることもできる。

2、センサーの原理

センサは実際には液体流速測定器である。ファラデー誘導法則の原理を応用して作られた流速測定計器である。長いロッドで小さな電磁流量センサを被測定管路中の所定位置に挿入し、導電性流体がセンサ作動磁場を垂直に流れるとき（変換器がセンサに励磁電流を供給するとき、励磁コイルからなる励磁システムに作動磁場が発生する）、相当する導体が磁場中で切断磁力線運動を行う。ファラデー誘導法則によれば、導体の両端に誘導起電力が発生する。誘導起電力は、接触流体の一対の電極によって検出される。起電力の大きさは、磁気誘導強度B、両極間距離L及び流体の平均流速に比例する。すなわちE=B・L・V（ボルト）

式中：E――誘導起電力、V、B：磁場強度、T、L――両電極間距離、m；、

V――センサを流れる流速（すなわち、測定された配管が規定する挿入点を表す質点流速）、m/s

K――係数。

二、製品の特徴

1、非断流着脱センサを実現でき、増幅器とセンサの分離（分離距離15 m）を実現できる。16ビット埋め込みマイクロプロセッサを採用し、演算速度が速く、精度が高く、プログラム可能な周波数の低周波矩形波励磁を行い、流量測定の安定性を高め、消費電力が低い。

2、スクランブル回路と耐振センサヘッドを採用し、計器に一定の耐環境振動性能を持たせる。

3、圧力損失が小さく、レンジ範囲が広く、範囲度が10-25に達する。パイプ内には可動部品、抵抗流部品がなく、測定中に付加圧力損失はほとんどない。

4、可動部品がなく、長期的に安定しており、構造が簡単で取り付けとメンテナンスが容易である。SMDデバイスと表面実装（SMT）技術を採用し、回路信頼性が高い。

5、測定可能媒体の温度は+250℃に達した。

6、測定は流体密度、粘度、温度、圧力と電気伝導率の変化の影響を受けない、

7、測定管内に流動阻害部材がなく、圧損がなく、直管段の要求が低い、

8、シリーズ公称通径DN 15〜DN 3000。センサライナと電極材料には様々な選択肢があります。

9、コンバータは斬新な励磁方式を採用し、消費電力が低く、零点が安定し、精度が高い。流量範囲度は1500：1に達することができる、

10、変換器はセンサと一体型または別型を構成することができ、

11、コンバータは16ビット高性能マイクロプロセッサを採用し、2 x 16 LCD表示、パラメータ設定が便利で、プログラミングが信頼できる、高解像度バックライトLCD表示、全中国語メニュー操作、使いやすく、操作が簡単で、学びやすくてわかりやすい。

12、流量計は双方向測定システムであり、3つの積算器を内蔵する：順方向総量、逆方向総量及び差分総量、表示可能、庄、逆流量、そして多種の出力を持つ：電流、パルス、デジタル通信、HART、

13、変換器は表面実装技術（SMT）を採用し、自己検査と自己診断機能を持つ

14.RS 485、RS 232、Hart、Modbusなどのデジタル通信信号出力を有する。（オプション）

15、時間総量記録機能、時間単位で流量総量を記録し、時間別計量制（オプション）に適用する

三、技術パラメータ

公称通径（mm）DN 100 ~ 2000

流速範囲0.5 m/s-10 m/s

精度±1.5%FS、±2.5%FS；±5.0%FS；

電気伝導率≧20μs/cm

直管セグメントの前10 DN、後5 DN

媒体温度-20℃~+90℃

周囲温度-20℃~+60℃

耐圧1.6 MPa

防護レベルIP 65（一体）、IP 68（単体）

電極材質316 Lステンレス***

出力信号4−20 mA、RS485；Hartプロトコル、Modbusプロトコル、

センサー材質ステンレス***

動作電源220 VAC、許容差15%または24 VDC、リップル≦5%

パワー6.5 W

耐圧レベル≦1.6 MPa